プロとアマチュア
大会にはオープンやクラシックなどの名を冠した多くの大会が毎年開かれています。アマチュアのみの大会や、プロの大会にアマチュアが参加している大会もあります。
ここでプロとアマチュアが出てきましたが、プロ(プロフェッショナル)とアマチュアの違いに関しては、簡単に言えばゴルフのプレーで利益を得る権利があるかどうかです。
わかりやすいもので言えば、1つとして賞金(金品)を獲得する権利の有無です。プロにはありますが、アマチュアにはその権利はありません。従って賞金が用意されているプロの競技に参加できても、順位の有無に関係なく賞金(副賞も含める)は獲得できないと定められています。例としてアマチュア選手が優勝した大会がありましたが賞金の獲得はなく、順位の繰上げでプロの選手が賞金を獲得するという形になっています。
もう1つはCMやポスターなどの広告に出演するといったように、メーカーやスポンサーなどとの契約が(アマチュアでは)できないという点です。手腕や名声があっても、利益を得ることなく広告に出演することも違反です(ただし、氏名や肖像が宣伝広告に利用されない条件で雑誌・テレビなどへの出演は可能)。
基本的にスポーツでは、「プロは自らが競技することで報酬を得るスポーツ選手」と定義されることがほとんどです。プロのイメージとしても、やっぱり賞金を稼げる人が世間的にも評判になるでしょう。以上からプロはゴルフが仕事の中心で、アマチュアはゴルフ以外の仕事が中心といえます。
逆にプロになるになるとアマチュアへの大会に出場することはできなくなりますが、お金をゴルフで稼げる可能性が出てきます。プロになるにはツアープロもしくはティーチングプロ(*いずれもテストに合格して登録を行った場合)の2つの道があります。
ところが1999年に日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足してからは、プロテストの合格の有無に関係なくプロ宣言を行うことにより、誰でもプロになれるようになりました。これにより、プロテストは会員になるためのテストという位置づけになったといえます。
年1回行われるクオリファイングトーナメント(プロゴルフツアーへの参加権利を得るトーナメント)に参加し優勝を収めたり、ツアーでの優勝という道でプロになるという選手も近年目立っています。アマチュア時代にプロゴルフツアー(以下ツアー)で優勝を収めた、石川遼選手や女子の宮里藍選手がこれに該当します。
しかし、プロになったからといってもプロにも厳しいところがあり、プロのツアーへ参加権利は年1回行われるクオリファイングトーナメントに参加して合格しなければならない、ツアーに出場できても予選を通過するなど、賞金を得られるプロ選手になるまでには険しい道のりがあります。わずか1打が出場権の明暗を分けるといっても過言ではない、保証がなく実力で決まるところがプロの厳しさの一面です。こういう厳しい競争の世界に身を置くものこそが、本当のプロではないでしょうか。
その意味でプロは、ゴルフが人生の一部ともいえます。



